For here or to go?
このご時世、テイクアウトできる店が増えた。
店で頂く美味しさが格別なのはもちろんだが、テイクアウトならではの楽しさもある。
・店で食べる味、どこまでテイクアウトでも味わえるか!?
ちょっと嫌な客?でも普段店で食べていたものなら絶対これはチェック事項。同じなら選択肢が増える。店の方がやっぱり美味しいなら、それはそれで店に行く欲求と楽しみが増す。テイクアウトの方が美味しい…ことはあまりない気がするが、時間も人の目も気にせず、ゆっくりと自宅で楽しめるのは悪くない。
・量を気にしないで買える
これ、意外と大事。店で食べる場合、一人一人前が基本。でももっと食べたい…けど、残したらどうしよう。持って帰れる?でも食中毒の恐れとかでダメかもしれないし、嫌な顔されるかもしれない。それに大食いだと思われるのも嫌だし…。逆に、一人分が食べられない少食の場合、二人で一人分をシェアしたり、二回に分けて食べたいという本音が、テイクアウトでは可能になる。
・あり得ない店のコラボ食卓が可能
フードコートでもない限り、別な店の物を一堂に食すのは難しい。基本飲食店で持ち込みはタブー。だけどテイクアウトなら、和洋折衷なんてお茶の子さいさい。パスポートなしでも国境を楽々超えられる、ボーダレスな食卓が実現する。
・自分のペースで好きなように食べられる
これはテイクアウトすべてに通じることだが、家で食べることの最大のいいところと言えるかもしれない。スーツを脱いで部屋着になれるし、好きなテレビを見つつ、人には見せられないような脱力しきった格好で、マナーも気にすることなく、好きなものを好きなように楽しめる。これ以上の至福があるだろうか。ただしこれは一人暮らしの場合。家族がいる場合はもちろん家族ルールに準ずるべし。
普通にお惣菜として売っているものより、お店のテイクアウトは割高感があるのは否めない。そして賞味期限も短いことが多い。でも、それに見合う価値がやはりある。プロの手作り感、店を思わせる臨場感が詰め込まれている。
家で食べても、大体はかなり美味しい。やっぱりお店の味は違うね~って思わせてくれる。
そして大体は…
「やっぱりお店で食べたいなぁ…」
って思わせてくれる。
どちらにも良さはあるが、お店でのびのび気持ちよく食べたい気持ちはいよいよ膨らんできている。最大限に、お店が提供してくれるサービスのすべて、雰囲気やこだわり、盛り付け等すべてコミコミで味わいたい。
コロナ禍で、テイクアウトの楽しみを新たに知ることができたのはプラス。
だが、『店で食べられないストレス』というものも同時に味わうことになった。
これも初めての味。形容しがたい味だが、確実に一つ言えることはある。
決して、美味しくはない!
テイクアウトが増え、店の創意工夫や惜しみない努力によってそのレベルはどんどん上がっている。もちろん店内で食べる環境づくりも最大限の対応をされているところが多い。
あと必要なのは…
コロナが落ち着いて以前のような環境になるのがベストだが
現状、withコロナ想定で考えると
店で食べる勇気も必要だが、何よりもまず、きちんと情報を集めることが大事。
店側は感染予防対応がちゃんとなされているか。自身も、外食する上での感染対策のマナーを理解し、実施できるレベルにあるか。
そもそもまだまだリスキーなこの状況でどうしても外食する必要があるのか?という根本的な件に関しての自己裁判も確実に開かれるのだが
それでもやはり、求めてしまう。
お店の味。店で食べることで完成される、その店の、100%の味。
だからこそ、テイクアウトにも手を出す。たとえ多少割高であっても!買って後悔はほとんどない。食欲は満たされる。ただ別な欲求は増すことがやや多い…。
まだまだ外食には及び腰。
だが、いずれやってくるだろう。
「店内でお召し上がりですか?お持ち帰りですか?」
その問いに全力の本音で答えられる時が
いずれ!
今から発声練習と満点スマイルの練習をしておかなければっ!!